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「殿、ご乱心あそばされたか!」


先週金曜(というか翌日土曜日の朝4時)に時間切れとなった、総務委員会関連の二法案(地方交付税法改正案、地方税法改正案)が今日、本会議場で可決されてしまった。総務委員長の職権でもって、野党に質問時間をほとんど与えることなく、つまり法案審議をすっ飛ばして強行にここまで来てしまったのである。私も質問させてもらえなかった。全くもって民主主義を冒涜する無茶苦茶なやり方であるが、無茶苦茶なのは実はこの「やり方」だけではない。法案の内容もまた、勝るとも劣らず無茶苦茶なのである。特に、地方交付税法案の中の「新型交付税」と、そして法律改正を伴わないいわゆる「頑張る地方応援プログラム」。前者はまったく無意味な小手先改革であり、後者は交付税の考え方を逸脱する裁量行政そのものである。

実はこの頑張る地方応援プログラムなるものは、昨年の臨時国会開会時の安倍新総理の所信表明演説で明言されていた政策である。技術的には法律改正を伴わず、閣議決定も行われていない。要するに、菅総務大臣もどのくらい事前に理解していた話かも不明なのである。まさに「殿、ご乱心あそばされたか!」と本音では思っているであろう総務省官僚が、その本音を出さずに粛々と実現に向けて実務をやっているのが、この「頑張る、、、」なのである。裸の王様のワンマン社長が会社を傾かせるのと、同じ次元の世界がここにもある。

 
   
2007年3月6日
田嶋 要
 
 


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