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独立行政法人について1時間、質問をした。行政改革調査会のメンバーとして、天下りとともに独法にもメスが入り始めている。
それにしても、分厚い調査報告書をひっくり返して質問準備をしていると、思わず溜め息が出る。「いずこも同じ」だからである。最近は、もうマスコミの話題にもならず、飽きてきたという話もある。それぐらい、どの役所の関係の独法を調べても、同じ構図の天下り、随意契約なのである。官僚たちが、過去何十年にわたって、霞ヶ関退職後の人生を経済的に安定した実り豊かなものとするために、いかに国民の犠牲の上に、“快適な”日本の社会を築いてきたことか。まさに、あの猪瀬直樹が今から10年以上前に、「日本国の研究」で明らかにした、“深い闇”“迷路の世界”が今でも果てしなく広がっている。
とは言え、まだ我々は間違ったことを正す一歩を踏み出したに過ぎない。独法の向こうには、あの虎ノ門という言葉に象徴される、おびただしい数の公益法人がある。そしてその向こうには、官僚OBによる、省庁からの随意契約で稼ぐことを前提に作られた株式会社がある。そしてさらに、地方自治体ひとつひとつに、この国の構造のミニチュア版が、全国に広がっているのだ。税金が、行くべきところに充分届かないのには、ちゃんとワケがあるのだ。
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