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「(林野庁OBに)そういうことはさせられない」。逮捕された高木理事の言葉だそうである。汚れ仕事は“たたき上げ”に、特権は“天下り”に。悪はもちろん悪だが、実に悲哀を感じる。まさに、使い捨ての使いっ走りだけが捕まり、巨悪は眠る、高笑い、である。問題の根っこには、ここも天下りである。おそらくは、他の独法など、税金に寄生する天下りのために存在する団体の多くでは、この構図があるのであろう。
そして、元林野庁長官、緑資源への天下りの前田理事長の言葉が奮っている。「よもや私どもの世界でそんな話があるとは全く考えていなかった」 マニュアル通りか、口から出任せか、さもなくばよほど感度の悪い人間である。この10年、20年、世間が何を騒ぎ、何に怒っているか。昨日、今日に始まったことではないのだ。原則と例外を勘違いしている。緑資源だけが例外であるはずがないだろうに。「おそらくうちの組織でも似たような不正が横行しているのだろう。」 こう想定して、自ら徹底的に組織にメスを入れる。不正が暴かれれば、進んでそれを公表して、トップとして謝罪し、改革を断行する。何も不正が無ければ胸を張ればよい。それがあるべきリーダーである。たとえそれが天下りであってもだ。尤も、国民はそんなこと、露ほどにも期待もしていないだろうが。
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