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安倍総理ほど、目にその心の具合がよく現れる人も珍しい。余裕のあるときには、目(目玉)が安定して、笑みすら浮かべている。しかし、内心不安が高まってくると、実に小刻みに目が左右に揺れ動く。「目は口ほどにものを言う」なのだ。残念ながら、こればかりは生理的・精神的なものなので、隠すことは難しい。そんな総理の顔がTV画面にアップに映し出されると、観ている国民は言い知れぬ不安感に襲われるのだ。まして、それが国民一人ひとりに直接関係のある年金の話なら、なおさらだ。
会社でも、部下が自殺をするというのは、上司にとっては最悪の事態だ。それが、総理大臣に起きたわけだから、無理も無いとも言えるのかもしれないが、今日の党首討論での安倍総理を見ていると、もう総理自身も、早く肩の荷を降ろしてあげたほうがいいのかもしれぬと感じるほど、痛々しい。外野の野次にも、実に神経質に反応する。もう少し、冷静になって、今日のような異常な強行採決など止めて、リーダーシップを発揮しないと、本当に党内から政権が内部崩壊を始めるような感じがする。
肝心の年金制度は、相変わらずその不安が高まる一方だ。「いたずらに不安をあおらないでくださいよ!」と、総理は金切り声で叫んだが、我々は政府の作った不安を解消するために全力で取り組んでいるのだ。100年安心のスローガンと、5000万件の迷子の年金データとのギャップで、次々と国民の不安を増幅しているのは、まさに政府自身である。国会にいて、いろいろな情報が入ってくるたびに、問題の根の深さ、そして完全な問題解決の複雑さ・困難さに、気の遠くなるような思いである。
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