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プレーヤー兼レフェリー


今日からクールビズが始まった。小泉総理の発案ではじまったものだが、小泉政権最大の功績として、与野党問わずクールビズに衣替えする人が多い。だが、今日は午前1時過ぎまで本会議場で社会保険庁関連法案の審議があったため、私は昨日と同じスーツのまま、午前9時から内閣委員会での質問バッターに立った。天下りと独立行政法人についてである。

例によってToto、つまりサッカーくじの関係だが、一つの問題は、Toto事業が失敗し、そして34億円の資金不足が発生したため、別の事業部から資金融通をしているという点だ。実は、会計規則というのがあって、その第29条では、各勘定間の資金融通について規定している。そして、その中には、融通が短期貸付でなければならないこと、そして利息を付さないことが明記されている。

ところが、Totoの事業の失敗で、それどころではなくなった。みずほ銀行からの長期借り入れは190億円で、あと34億円足りない。そこで何をやったかというと、障害になるこの会計規則を勝手に変更し、附則第5条で、長期貸付も利息を付すことも可能にしたのだ。サッカーで言えば、まるでプレーヤーがレフェリーも兼ねているようなものである。もともとのルールでは禁止されているのに、サッカーボールを手で触ってもいい、という新ルールを自分の都合に合わせて突如作ったような話だ。

役人は、これでもルールにちゃんと則っていると開き直る。そうして組織のガバナンスはゆがめられ、天下りに都合のよい理屈と税金無駄遣いがまかり通るのだ。

 
   
2007年6月1日
田嶋 要
 
 


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