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詩人でもある私のおじ、朝日柊一郎が久しぶりに出した本が送られてきたので、読んだ。私にとっては、自分の母や祖父母のことや、幼少期に遊んだ実家のお寺のことなどが色々出てきて、他のどんな本でも味わうことのできない、不思議な、楽しい、懐かしい感覚を覚えた。文字通り、実に有難い。内容も、政治の世界とも決して遠くは無いものであり、よく民主党の藤井前衆議院議員が仰るとおり、戦争を知らない世代が、戦争を頭の中だけで考えて軽々しく主張することは、厳に戒めなければいけないと、こういう本を読むごとに改めて感じる。そういう人間の浅はかさが、「歴史は繰り返す」という格言を生み出したのだろうから。
と言っても、本の内容は終始重苦しいものではなく、むしろ一小市民、繊細な文人の目線から、当時の日本と言う国に横溢していた“憑かれた”ような空気を、ユニークに描いている。
ちなみに、私の母方の祖母、朝日春代は歌人である。若山牧水の愛弟子であったらしく、特に後年は松尾芭蕉のような旅の人生を送っていたと思う。歌集も幾つか読んだことがあるが、いまアマゾンで調べたら、ちゃんと掲載があったのでビックリした。と、同時に、そういった文人の血が私にはさっぱり受け継がれなかったのは、かえすがえす誠に残念である。
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