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週間雑感


□ 安倍内閣の改造が行われました。それとともに支持率が跳ね上がり40%台を回復しました。顔ぶれを見ると、これまでよりもかなり平均年齢が上がった点は、民主党の前原代表辞任後の人事と似ていますが、それとの大きな違いはトップが潔く身を引くことをしなかった点。焦点の厚生労働大臣になった舛添氏は博打。歯に衣着せぬ姿勢が、どう出るか。総務大臣の増田さんは、地方首長経験者としてどれだけ思い切った改革ができるか、見ものです。鬼門の農水大臣は、早速事務所費問題が出ましたが、「これだけはやりたくなかった」と言って引き受けるようでは、仕える役人も気の毒であります。今回の改造内閣人事よりも、一番動きとして印象的だったのは、直前の小池前防衛大臣の辞任。過去にも政界を渡り歩く能力に長けている方ですから、イージス艦にかこつけて、将来性の無い安陪内閣には早々に見切りをつけたのでしょう。

□ 週末に二本の映画「めぐみ」と「六ヶ所村ラプソディー」を観ました。前者は北朝鮮による日本人拉致を扱ったドキュメンタリー映画。そもそも「何の目的で」拉致を繰り返すのか。そして、どうすれば返してくれるのか。疑問はいろいろ沸いてきますが、いずれにしても犯罪政府を相手にした時間との戦いです。そして後者は原発に関するもの。今年いよいよ世界初の再処理工場の稼動となる六ヶ所村。柏崎での火災事故、そして何十年ぶりかに電力の供給制限を余儀なくされた今だからこそ、改めてわが国のエネルギー政策を真剣に考えねばなりません。毎日のように繰り返される事故や不祥事を目の当たりにすると、これまで当たり前と信じ込まされてきたことを、改めて疑ってみることも重要だと感じています。

□ 夏の盆踊りの季節がようやく終わりました。祭りの夏が終われば、まつりごとの秋が始まります。まつりごとに向けての有権者の意識が、祭りを回って手に取るようにわかりました。多くの皆様から、テロ特措法改正反対に対する懸念の声を頂いて言います。もちろん、この法律改正がこの臨時国会の正念場ではありますが、まずは小沢代表が言われるとおり、これまでのインド洋での給油活動の成果と、なぜさらに延長しなければならないか、そのところの説明を政府にはしっかり果たしてもらいたいというところには、有権者の間にもさほど異論はないと思います。党としての最終の判断はそれからとなります。

□ 木曜日、医師や歯科医師の皆さんと意見交換の場がありました。医療現場では医師不足が深刻であるのに、方や歯科医療の現場では歯科医が多すぎるという問題を抱えています。後者については、もともと7校だった歯学部が29校に増え、特に1985年前後の5年で歯学部卒業生が5割も増えているのです。以来20余年、今日の歯科医師過剰問題は、当然当時から懸念されていたにも関わらず、無策だったのです。乱造された歯学部に天下る厚生労働官僚の問題も見え隠れします。

□ 地元のお母さんたちと話をしていて、驚きました。今の公立の小中学校では、宿題がほとんど出ないのだそうです。小学校の低学年だけの話ならまだわかりますが、高学年でも中学校でもそのようです。理由は、塾の宿題が大変だから、というようなことですが、とんでもない本末転倒です。一方、私立では、夏休みにもでたっぷりと宿題が出されていることを聞いています。一体全体、このような実態は全国的にそうなのか。憲法にもあるとおり、義務教育は親が子どもに教育を受けさせる義務、そして子どもには教育を受ける権利があります。宿題がほとんど出ない学校教育は、その子どもの権利がしっかり守られていないとも言えるのではないでしょうか?

 
   
2007年8月31日
田嶋 要
 
 


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