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リーダーは引き際が難しい、とは古今東西の真実であろう。そして、引き際だけではなく、それを匂わす言葉のタイミングも、実際の引き際と同様に難しい。
安倍総理は、いわゆるテロ特措法改正との関係で、インド洋での自衛隊による給油活動が続けられなければ、内閣総辞職をするのだという。ご本人は、これにより不退転の決意の程を国民に伝えたかったのかもしれないが、どうも自民党内でも評判が悪いようだ。大体、民意があれほど明確に表された参議院選挙の結果を受けても、辞める決断をしなかった、できなかった総理である。まずはその判断が尋常ではないという印象を国民に与えたはずだ。それが、今度は、一つの法案が通らなければあっさり辞職というのは、どうもそれもまた尋常ではないし、論理的にも矛盾を感じる。大敗の後に、ああまでしてせっかく権力の座に居座ったのに、「美しい日本」への決意をそんなにあっさり投げ出してもよいのか?
小泉前総理は「郵政民営化のためなら殺されてもいい」という言葉を吐き、また小沢民主党代表も与野党逆転無ければ議員を辞める覚悟を表明して戦った。同じように安倍総理もある意味勝負に出たのであろうが、どうも安倍さんの場合には何をやってもチグハグ感は否めない。ようするに、政権末期とは、こういうことなのであろうか。
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