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お騒がせ


まず、民主党の一国会議員として、この間のぶざまなドタバタにつき、すべての国民の皆様に心からお詫び申し上げます。

私自身は、大連立にも代表辞任にも、そしてその後の慰留工作にもそれぞれ首をかしげていた一人であったが、しかし、まああれだけ代表が赤裸々に謝罪すると、それはそれで妙に納得してしまった。昔の小沢さんを余り知らないので、変わったかどうかを論ずる資格は無いが、ともかく役員室で一時期補佐として比較的身近で接していた経験からは、怪物・豪腕の虚像が作られて来た小沢一郎も、ある意味「普通のおじさん」だなぁと、感慨深く眺めていたのを思い出す。今回の小沢さんの記者会見その他を観ていると、その思いを改めて強くするのだ。もちろん、世間をお騒がせした責任を免れるものではないし、今週末に予定されている新聞各紙による世論調査で、民主党離れがどのくらいになるのか、心配でもある。こうなったら、起きてしまったことはおきてしまったこととして受け入れて、前を向いて頑張っていく他無いと、改めて自分に言い聞かせている。

それにしても、ひとつ驚いたのは、記者会見での新事実だ。二ヶ月前に「さる人」から、とか総理の「代理人」とか、そんな事実が明らかにされた。その後、元日経新聞のコラムニスト田勢康弘氏の話を聴く機会があったが、彼は二ヶ月前くらいから読売新聞がやたらと「大連立」のことを書いていたので、「ああ、また彼が動いているな」と直感していたのだという。私自身、読売新聞が、「大連立の話を持ちかけたのは小沢氏からだ」という一面記事にはびっくりしたが、大抵の人は新聞一紙しか購読しないわけだから、真相はどうであれ、この影響力たるや計り知れない。読売新聞の購読者数は世界最大と言われるが、この巨大メディアが実は日本の政治を、個別政策への価値判断という次元ではなく、こんな重要局面でも動かしているとすれば、これは他の先進国でも例のない、異常な状態であると思う。

 
   
2007年11月8日
田嶋 要
 
 


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