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「お節介なアメリカ」


アメリカでまた銃の乱射事件が起きた。加害者が犯行後自殺しているので、これもまったくの泣き寝入りで終わってしまう。犠牲に遭われた方々はもちろんお気の毒であるが、これだけ銃の乱射事件が多いアメリカは、政府自らがそういう社会を作ってきたという側面が否定できない。今の日本では少なくとも想像しがたい。来年の大統領選挙に向けて、共和党候補者の一人ジュリアーニ氏が銃規制に理解を示しているが、全米最強の圧力団体NRAからの反発は、例によって強い。

内に対しては銃社会をつくり、そして外に対しては銃による戦争を自ら拡げるのが、米国という国である。それを強い正義感に基づいてやっている。いまノーム・チョムスキーの「お節介なアメリカ」を読んでいるのだが、アメリカ以外のすべての国の軍事費と比肩するだけの軍事費を一カ国で計上するアメリカが、世界を過去例のないほどに危ういものに陥れているという実感は、世界中の益々多くの人々が共有しているのではないか。北米にある38社の兵器売上高が全世界の6割を超えているといわれる。「なぜ世界から戦争がなくならないか?なくなって欲しくない人々がいるからだ」本当にそうなんだろうという気がする。ある意味、宮崎専務も守屋元事務次官も、そのオコボレにあずかっていた人種だ。

 


 
   
2007年12月6日
田嶋 要
 
 


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