今日の新聞で大きく載っていたが、今日、新しい学習指導要領が告示された。3年後の実施に向け、 これから教科書の編集、検定、採択というプロセスが始まる。学校現場におけるガイドラインとして きわめて大きな影響力があるが、いくつか問題点がある。
まず、改定が10年に一度だということだ。それがどこかで決まっているわけでもないが、過去改定 は6回のみ。しかし、これはちょっと間隔が長すぎると思う。たとえば、読書について。子どもの読 書習慣が減っているということはずいぶん前から指摘をされていた。にも関わらず学習指導要領とし ては、対応に10年はかかる。携帯電話が子どもたちに普及したのがこの10年のことということを 考慮すれば、学習指導要領の上での読書への対策はもっと前から強化されるべきであった。
さらに、パブリックコメント(意見公募手続「パブコメ」)にかかった素案から公示された最終版へ の修正は、どういう判断が行われた結果なのか、きわめて不透明である点だ。これは今日の新聞各紙 も指摘している。修正の理由は、パブコメでそういう指摘が多かったからなのか、特定の政治家が指 摘したからなのか、そういうことを含めて情報公開すべきだ。さらに、パブコメ後の「修正案」に関 して、そもそも素案を答申した中教審はどう評価しているのか、も見えない。この辺も、透明性の高 いプロセスに改めるべきである。
言うまでも無く、学習指導要領は法律ではない。つまり国会では審議の対象ではない。だが、教育現 場においては、教育基本法や教育三法にまさるとも劣らぬ、具体的な影響を及ぼすはずだ。だからこ そ、公明正大なプロセスで作り上げていくべきだと思う。
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