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失敗のパターン


昔、「失敗の本質」という優れた本を読んだことがあるが、日本軍が太平洋戦争で次々と失敗していった海戦を一つ一つ実証的に研究し、それらから敗戦の原因を探るという内容だったと記憶している。今の一連の政府の失敗、あるいは総理の謝罪の連続を目の当たりにすると、失敗の本質ならぬ、失敗のパターンが見えてくる。

特に最近の年金とくべつ便と後期高齢者医療制度の混乱に共通するのは、国民とのコミュニケーション、たとえば国民に郵送するお手紙に記述すべき中身が不十分だったり、お手紙を送るタイミングが遅かったり、転送されずに混乱したりと、およそ政策の中身とは無関係な問題が、実は深刻な事態と政府不信を増幅している。そして、なぜこうなるのかと言えば、容易に想像できることだが、責任者がそういった国民への通知内容とかいった、一見細々としたことには、ほとんど関心がないからだ。だが、それは全く間違っている。「悪魔は細部に宿る」のだ。

国会議員の活動でも、我々は、有権者に出すどんな文章も最後は自分でチェックする。当然のことだ。どんなささいな失言も表現のミスも全てわが身に降りかかってくるからだ。恐ろしくて、とても人任せにはできない。話し言葉と違って、、文章は後々に残るから重いのだ。そんな当然のことも政府は分かっていない。今日の総務委員会質問で、私は冒頭このことを総務大臣に強調させてもらった。覆水盆に返らず、ではない。なぜなら、このままいけば、また同じ失敗は繰り返されるからだ。目先、それが起きると私が踏んでいるのは、新型インフルエンザが不幸にして日本で始まるときと、それからアナログのテレビが観られなくなる2011年7月である。




 
   
2008年4月15日
田嶋 要
 
 


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