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手ぬぐい文化


最近、労働界やNPO団体などを中心に、ペットボトルのキャップを集める運動が広がっている。なんでも、キャップを400個集めると開発途上国の子ども一人のワクチン接種が可能になるということだ。本体からキャップを分けるというのが少し不思議な感じもするのだが、材質が違うからそういうことになるのだそうだ。それはさておき、確かにペットボトルの消費量は大変なもので、少し心がけると一家で相当なスピードでたまっていく。多くの国民が老若男女を問わず参加できるという点と、国際貢献と環境への取り組みが「可視化」できるという点で、大変重要な取り組みである。

一方、最近自治体で広まっているプラスチックバッグの有料化によって、マイバックを持って買い物をするお客が急増しているという。本来なら、有料だろうが無料だろうが、大人たちがしっかりしなければならないはずだが、やはりコストという(ディス)インセンティブをかけることで、実効性を上げることも現実的には必要だ。マイバックが店頭の目立つところに並んでいるお店も増えてきた。マイバックなんていうと今風だが、何のことは無い、昔の暮らしではそれが普通だったのである。

そして最近、我が家でも一つ新しい取り組みを始めた。風呂上がりのバスタオルを止めたのである。これも、考えてみれば、私が子どもの頃には無かった生活習慣だ。昔は家族一人一枚の手ぬぐいがあって、それが全てだった。現に今でも日本の旅館はそうである。対して、ホテルではバスタオル。まさにここでも欧米風の生活習慣が日本に入ってきて、それまでの環境に優しい手ぬぐい文化は大きく廃れたと言ってよい。手ぬぐいを何度も絞って身体を拭く。子どもたちも既にそれに慣れた。何のことは無い、昔は、やはり、それが普通だったのである。



 

 
   
2008年5月1日
田嶋 要
 
 


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