週間雑感
■ 山口二区の衆議院補欠選挙が、いよいよ終盤へ。私も先週今週と3回山口に入って応援しました 。普段歩いている自分の選挙区と遠く離れたところにある町や村を歩くことは、案外楽しい経験でも あります。しかし、遠く離れていても、国民の声は実によく似ています。暮らしの大変さは切実です 。「もう変えなきゃいかん!」 どこでもこの声が大半です。
■ 3886人もが傍聴を希望したという、あの山口県光市の事件の差し戻し判決が下されました。 当時少年だった加害者への判決は、やはり妥当と言わざるをえないでしょう。死刑廃止の議論は確か にありますが、やはり国民多数の感覚とはまだまだ距離があると感じます。ご遺族がテレビを通して 訴えた、「被害者も加害者も作らないためにどうしたらいいか」。政治家含め、全ての大人に課せら れた課題だと思います。また、まもなく始まる裁判員制度で、こういう重大な刑事事件を扱うという 点は、少し再検討が必要かもしれません。
■ 後期高齢者医療制度について、三回目の説明を厚生労働省の方から受けました。しかし、何度聴 いても、そもそも「なぜ、75歳以上の高齢者を、それより若い国民とは別の保険制度にするのか、 そのメリットは何か」という素朴な質問に、分かりやすい説明はありません。役所が私たち国会議員 に理解される説明ができなければ、当然、私たち国会議員が地元有権者に理解される説明もできませ ん。「理解されない」政策というのは、基本的に失敗の政策であります。ちなみに、多くの国で「保 険」という制度で成り立っている医療制度ですが、年齢によってその保険制度を区別したのは、この 後期高齢者制度の後にも先にも、例がありません。
■ アナログテレビが映らなくなることと、新型インフルエンザの脅威に関して、私も国会などでか なり繰り返し訴えてきましたが、その甲斐もあって、政府の取り組みも大分と力が入ってきたような 印象です。新型インフルエンザに関して、プレパンデミック・ワクチンの接種を、子どもも含めて開 始するという、他の先進国よりも地政学的にリスクの高いわが国ならではの対策を講じ始めたことは 評価できます。しかし、感染が起きてからしか製造ができないパンデミック・ワクチンの大量生産体 制が相変わらず整っていないなど、まだまだ過大が山積みです。アナログテレビの方は、いつ発生す るかわからない新型インフルエンザに比べれば、ゴールの日程がはっきりしていて、かつ直接的に生 命を脅かす危険はないので、まだ「組み易し」ですが、しかし独居老人にとってのライフラインであ る点は、過小評価するべきではありません。
2008年4月25日