【メルマガ】かなめーるvol.232

掲載日:2014.03.30

(3月28日執筆)
かなめーるの皆さま、こんばんは。今日は都内某所のホテルに泊まります。質問準備で、最近は毎晩遅くなります。地元での駅頭活動もなかなか出来ません。予算が成立すると法案審議が一気に本格化するからです。この国会で私が理事を務める経済産業委員会では7本の法案が、そして法務委員会でも6本の政府提出法案を審議します。毎週質疑に立ちます。特に重要な法案の一つが、電気事業法改正で、これは4月に審議することになります。自然エネルギー中心の、そしてITも最大限に活かしてエネルギーを賢く使う新しい社会を切り開くために、不可欠な法律改正です。

これに関連して、エネルギー総合調査会という場でも、新しいエネルギー社会を作るための政策を検討しています。キーワードは、小規模分散型、熱電併給、そして、お金も雇用も地元に。欧州各国の先進的な取組みが大変参考になります。これまで我が国は、経済発展とエネルギー消費量とが完全に連動していました。しかし、これからの日本は、緩やかな経済成長を続けながら、エネルギー消費を減らしていける、いわゆる経済と消費が連動しないことを指す『デカップリング』と呼ばれる状況を目指さなくてはいけません。そして、近い将来、世界に先駆けて、自然エネルギーや新エネルギー、蓄電技術、そして我が国固有の新しい資源の開発で、新しい日本が始まることを夢見て、挑戦を続けてまいります。

昨日大きく報道されたのは、袴田元死刑囚の再審決定です。釈放もされました。来週火曜日に谷垣法務大臣に質問をしますが、このタイミングで政府は日本の死刑制度や取り調べの可視化について、本気で検討を開始すべきです。証拠が捏造されていた可能性にまで触れた判決は、政府が重い腰を上げることを促していると解すべきだと思います。誰でも等しく犯罪被害者になる可能性があります。そして、同様に、誰にも等しく犯罪加害者にされてしまう可能性もあるのです。引き続き、こうした社会正義の問題にも私は取組みを続けます。

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