【現地本部長日記】「新代表・新総理」

掲載日:2011.08.30

野田さんが遂に総理大臣になりました。感無量です。同じ千葉県連に所属をし、過去8年間、折に触れて間近でご縁を頂いて来ましたが、今回、満を持して総理になられ、是非とも長期政権を実現し、いまの国難を乗り切るリーダーシップを存分に発揮していただきたいと思います。私にとっては、演説の師でもある野田さんは、どんな状況の下でも、TPOを適確に押さえた発言・発信をし、常に安心して見ていられる数少ない代議士です。たまたま代表選挙の前の晩、11時くらいでしたか、野田さんと携帯電話で10分ほどお話しました。「総理になられたら、東北の被災地、福島原発にもっともっと強く軸足を置いた国政を始めてほしい」と要望をさせて頂きました。

演説が上手いだけに、「政治は演説のようにうまくはいかない」というような声も聞こえてきます。それに対する私の意見は、野田さんが単に演説が上手いだけではない、ということです。政治家は言葉がいのち、ですから、演説が人々を感動させることができるのは、野田さんにとって強力な武器、才能であることは間違いありません。しかし、それに留まらず、困難な問題や利害が衝突する問題が浮上したときの、野田さんの会議での発言、収束に向けた仕切り、毅然とした態度。見事に難局を乗り切ったことは一度や二度ではありません。酒があっても無くても、人の話にしっかり耳を傾け、もちろん気軽に居酒屋に足を運ぶ庶民性、私の小さな集会にも快く挨拶を引き受けていただく面倒見の良さ、そして朝の駅頭活動に象徴される、やり抜く信念。どれも野田さんに対する信頼と安心感の源泉です。

思えば、わずか2年で三人目の民主党政権の新総理。それ自体は、古い政治と同じことを繰り返してしまい、私も大変情けなく思います。しかし、私が政権交代前から言い続けていたことは、政権交代とともに政治の世代交代を行わなければならない、ということ。その意味では、今回の野田総理こそが、ようやく、政権交代後に多くの国民が待ち望んでいた、真の意味での新しい政治の始まりではないかと思います。いずれにせよ、民主党にはもはや後がありません。背水の陣です。最も安定感のある(体型だけではなく)、最もブレない、最も言葉が響く、政治家野田よしひこのリーダーシップに大いに期待するものであります。

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