【かなめ日記】「君子豹変す―第180国会開会―」

掲載日:2012.01.24

いよいよ今日から国会が始まります。毎回が正念場の国会なのは言うまでもありませんが、この国会はとりわけ、民主党政権にとってはもちろんのこと、日本にとっても正念場の国会になるのだと思います。新年に地元での様々な集まりに参加させて頂きましたが、私はあいさつで言うことは一本に絞ってきました。「まず、ひとつ、やりきること」「身を切る政策、議員定数の削減、ですらやりきることができなかったら、他の政策を実行できるはずがない。」「政権に対する失われた信頼を取り戻す道があるとすれば、それは、一つずつ、結果を出すことによってのみである。」

幸い、流れはそのようになってきています。先週国会で開かれた、民主党政治改革本部(本部長は、副総理になられた岡田克也代議士から、中川前文部科学大臣に代わりました)の総会で、この議員定数削減の案が満場一致で党内了承されたのです。衆議院の比例を80人削減、そして違憲状態にある一票の格差の是正のために、徳島県はじめ5つの県で小選挙区の数を一つ削り、合計で衆議院定数を85議席削減するという案です。

もちろん、これはあくまで民主党の案に過ぎません。これから、困難な与野党協議が始まります。すでに、自民党も公明党も、そして他の少数野党も、こぞってこの案に反対を表明をしています。それぞれの政党の議席数に直結する政策であるため、各党が真剣なのは言うまでもありませんが、ただ、この大義ある政策に単に反対するだけでは、世論は理解しないでしょう。少数党の意見を尊重しつつ、不安定な政治体制をつくらないこと、このバランス感覚をもって、協議に挑まねばなりません。

今日から国会スタートです。何としても、大義ある議員定数削減をまず、「絶対にやり切る」、ここから始めたいと思います。私も、我々の政策を思い切って打ち出し、全力を尽くして成立を期す、として「豹変した」総理をしっかり支え、不退転の決意で国会に臨みます。

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