海外特に欧州を訪れて驚くことの一つは、街が美しいということであろう。同じ先進国のはずなのに、日本との余りの差に愕然とすることが多い。私は世界40カ国以上を巡ったが、一般的に言ってアジアという地域は一部を除き街が猥雑である。確かに香港など、その猥雑さがシンガポールなどよりずっと面白みがあって良い、という声も良く聞く。だが、私は日本という先進国が、国づくりという意味で結構上手くなかったことの一つが、美しい街づくり、つまり景観だと思っている。
今日は、この景観に関する三法が本会議場に出された。テロだとか拉致だとか暗い話が多い中で、牧歌的という感じもするが、やはり魅力ある国づくりは景観を大切にすることでもある。これからは、このことが益々大切になっていくであろう。石原国土交通大臣の答弁の中でも「社会資本整備の過程で、日本は美しさという観点への配慮を欠いていた」「これからは効率性一本からの価値観を転換していかねばならない」という発言が見られたが、確かに日本はその面からまだまだ発展途上国的なのである。
|