【かなめ日記】「国会議員活動を知る権利」

かなめ日記

昨年福島市に現地本部長として3か月駐在していたとき一つ驚いたことは、人口200万人の福島県には地元紙が何と2紙もあるということでした。福島民報と福島民友といいます。一県に二紙というのは実は福島県と沖縄県だけの現象らしいのですが、確かに情報量が多く、本部長としては欠かせない情報源でした。そして、その地元紙についてもう一つ驚いたことは、福島県選出の国会議員の国会での質問が、頻繁に地元紙に報道されていたことでした。

よく、国会議員は私も含めて「顔が見えない」ということを地元で言われます。確かにそれは、朝地元の駅前に立ったり、地元の行事にこまめに参加することなどによりある程度は対処できますが、本当は「顔が見えない」というのはそういうことを意味してはいません。より本質的で重要なことは、国会での国会議員の活動の顔ということです。しかし、考えてみますと、選挙区を遠く離れて国会で活動する国会議員の活動は、同じ政治家として選挙区で有権者に身近な活動をしている地方議員とは事情が異なります。いわんや、地元新聞などで頻繁に取り上げられる、また市政だよりなどが税金で全戸に届けられる自治体の長としての政治家、すなわち市長や知事とは全く事情が異なります。

福島という自分の選挙区とは異なる場所に生活をさせて頂いたお陰様で、地域によるこんな違いを発見させていただきました。今年の新年会でその話を地元紙千葉日報の赤田社長にさせて頂いたところ、全くの偶然ですが、千葉日報さんとしても地元選出国会議員の活動の取材を今年から強化し、国会に記者を常駐させる方針を立てたそうで、さっそく千葉一区の私が東京の議員会館で取材を受けた記事が、1月22日の千葉日報朝刊2面に掲載されました。今後、毎週日曜日、月曜日の千葉日報で千葉県選出のすべての国会議員の活動記事を載せて頂けるそうです。

私が地元を動いていますと、今でも、もう2年も前の「事業仕分け」のことを有権者は一番よく覚えて頂いています。いかにマスコミの影響力が大きいか。同時に、事業仕分けのようにマスコミが取り上げない、地味で目立たないけれど大切な国会議員の活動がいかに知られていないか。昨年私が与野党法案修正の責任者を務めさせていただいた、復興特区法案の修正協議もその一つ。事業仕分けに勝るとも劣らず重要なのですが、有権者には全く知られていません。マスコミがもっとそうした地道な国会議員の活動に光を当てることは、議員のためなどではなく、議員を国会に送り出した主権者たる有権者の「知る権利」のために、極めて重要なことなのです。もちろん、国会議員本人が、地元での国政報告会などを継続して開催し、活動を報告していく努力を怠ってはならないことは、言うまでもありません。


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